2009年10月28日(水)

能登の地震調査で思い出したこと

天災は突然やって来る、同じ天災でも台風等はその前兆がありなにがしの心の準備、対策の時を稼ぐことが出来るが、地震予知は未だ完全な段階ではないのでいつも不安を抱えていなければならない。
阪神淡路大震災発生は群馬県の岩倉スキー場の宿で知り震災建物の被害状況を判定する応急危険度判定士が不足しているとの情報を得てスキー場を後に会社に戻り準備を整え判定士を待つ神戸に滞在し被災者が自宅に戻れるよう調査判定を行ったのでした。
新潟中越地震時は会議で東京に滞在中であったのでインターネットで新潟県の建築士会と連絡を取り十日町、堀之内、小地谷と被災地の調査判定を助手に愛妻を連れ手分けして行った、再度発生した新潟県中越沖大震災には大工職修行の息子英樹と兄弟弟子の古屋大工さんを連れ、原子力発電所のある刈羽村、柏崎方面の被災建物の応急修理を行いつつ見聞を広めさせた。
能登大震災時はタイミング悪く地震発生から10日ほどたってからやっと時間がとれ、妻を助手に金沢空港から被災地門前、穴水と倒壊した建物の倒壊原因調査を目的に飛び回った。
最後の夜は日本一のおもてなし?の宿と提唱されている加賀屋に宿泊したが、加賀屋の中は被災地以上に危険がいっぱいであった、薄暗い狭い通路に沿った池に柵もなく突然途切れた通路から妻は転落、大けがをし宿の車で病院へ運びこまれた、ホテルの施設内の不備な通路の事故にも関わらず宿からの詫びもなく、苦痛で苦しむ妻を連れ早々に宿を出て能登空港から帰路についた。
昨日の新聞に加賀屋のおもてなしは日本一と書かれていたが私の体験した能登の加賀屋さんの経営者陣のおもてなしの認識は表面の派手さとは大違い残念ながら最低と思わざるをえない。
私の宿泊している3流旅館であっても宿泊者が施設内でけがをしたとなれば最高責任者が先ずはお見舞いに駆けつけてくれる思うのであるが、後日苦言の手紙を送ったところお見舞い金として1万円が送りつけられ、ますます3流ホテル経営陣のいる日本一の加賀屋さんの看板が泣いているとため息をついたことを昨日思い出したのである。 

2009年10月27日(火)

次々リフォームと建築Gメンの仕事

昨日茅ヶ崎の消費者センターの紹介と訪れた、作曲家と名乗る男性は年老いた両親の元へ急遽東京からやって来たと言うことでした。
目的はこんな内容の相談でした。
おばあちゃん、近くで仕事をしていたら屋根が壊れているのが見えたから調べてあげるよと、訪れた見知らぬ人が屋根に上がって大騒ぎして雨漏りがひどい、このままでは家がつぶれてしまうよと脅かされ、母親はびっくりその場で屋根替えの契約を70万円でし、翌日から即工事に入った迄は不振には思わなかったが、今度は別の修繕工事を提案され更に250万円の契約をしてしまったが不審に思い東京に暮らす子供の元へ連絡、子の作曲家が顕官相談窓口を経て加賀妻にたどり着いたと言う次第であった。
本当に必要な修繕だったのかを調査して欲しいとの依頼であり、調査の結果から不必要なリフォーム工事の押し売り行為であったことが判明、一部クーリングオフの手続きを急がせた。
消費者センターより押し売りリフォーム会社に連絡、結果は鑑定結果が効を成し業者が非を認め不必要工事の賠償金を支払うこととなる模様である。
先ずは一件落着、お役に立ててめでたしであるが、私ごと昨日の妻の捻挫騒ぎは一晩たって大騒動、捻挫は骨折であった、早速部屋には母の置き土産の車いすが再デビュー、壁には松葉杖がインテリアとなっている。

2009年10月26日(月)

海水魚のお引っ越し

我が家の水槽には海水魚が住みついている。
かれこれ10年、初めのうちは頻繁に、ひと月に数回の水替えをしその都度魚が死んでしまった。
最近ではこつを覚え春と秋2回ほどしか水替えをしなくなった、バクテリアが増えほどよく水を浄化しているお陰であるが決して旨い海水ではないのに元気に泳ぎ回っていた。。
昨日久しぶりの水替えを行った結果、悪夢再現、またもや魚たちを死なせてしまったのであった。
水清ければ魚住まずのことわざとは意味違い、住めば都のことわざでもないが人間も動物も特に下等動物ほど環境に慣れやすくたくましく生き抜いているみたい。
自慢ではないが我が加賀妻一族も貧民街から這い上がりバブル期を生き残った苦境に強い一族のようだ。
この水替えのさなか、愛妻が階段最下段の1段目から転げ落ちた、魚の生命維持装置を取り外した状態でのハプニング、魚の命を救うか、愛妻を抱き起こすか一瞬考え、結果魚の生命を守った。
幸い行きつけの整形外科が日曜日にも関わらず妻の治療に当たってくれたお陰で大事には至らなかった。
ペット?である海水魚の生命を守り、危なく愛妻からの3下り半の危機を回避した多忙な休日であった。
それにしても妻の捻挫はとても痛そう!

2009年10月24日(土)

出会いが実った上棟式

お客様との出会いは2年前の夏の現場見学会だそうです。
海水浴の帰り道砂だらけのビーチサンダルで偶然通りがかりに立ち寄ってくれたのが出会いの始まり
家を建てたいが土地がないと言う見学者との共同作業、
こまめに回った不動産や、甲斐あって気に入った土地をご紹介出来たことから実った上棟式が今日。
小雨の中の建前だったが今日、無事に棟が上がり一段落、ご家族の喜ばしい顔を拝見し初めてその達成感に浸ることが出来ると解放された顔でつぶやいていた誠実な弊社社員。
お施主さまにとっては夢が現実になった上棟日、この喜びを何時までも生涯にわたって持続して頂くことが私達の責任であり喜びであり、そしてのれんの誇りである
上棟を迎えた今日は私にとっても喜ばしい日、二人目のひ孫が生まれた日でもある。
加賀妻家にとっては久々の記念すべき男子生誕・創立100年が見えた。

2009年10月23日(金)

今日は業者会

久しぶりに業者会に出席した。
当たり前のことだが世間の仕事量が減ると業者会に集まる業者数が増える買い手市場ではあるが注意も必要だ!
先ずは苦労を共にしてきた運命共同体の古手の協力業者さんは特に大切に守っていきたいから、古手の皆さんも過去のつきあいにマンネリにならず、新しい技術を学び新参者に負けない努力を願いたい。
専属の大工の皆さんにはぜんぷくの信頼をしているが更なる技術の研鑽にはげむことと、社会の変化に取り残されないようお施主様の要望、ニーズに応えられるよう身だしなみ、礼儀、禁煙にも心配りを願いたい。
それにしても工事部部長をはじめ弊社社員はよくぞ立派に成長したものだと感じさせてくれた。
新米の作法見習いさんも先輩の指導で少しだけ前へ進めたようでこれまた喜びひとしおではあるが油断大敵だぞ!

2009年10月22日(木)

目標は現役99才の大先輩棟梁

一昨日40年ほど前、私が30才の時に出会った同業の大先輩の棟梁・99才を祝う集まりがあった。
住宅業界ナンバー1の積水ハウスがまだ上場していない50年前から創業者の田辺社長を影から支えた 棟梁の鈴木正八さんと言う素晴らしい人物である。
久しぶりの再会であったが相変わらず頭脳明瞭、少し足腰が弱くなったようだがお元気でした。
私は70才であるから白寿までは29年もある、初っぱなを代表しての挨拶では私も親爺さんを目標に白寿まで現役を通すと宣言したのでした。
人生一度だけ、引退したら只の呆け老人に成り下がる恐れあり、天職の大工仕事場で大往生出来るまで後30年現役でいよう、そのためには現状にうじうじ足踏みしないでじっくりと改革を進めていこう。
2代目が引き継ぎ、続く3代目4代目社長の道筋をつけるまで妥協させず、妥協せず現役でいくぞー。

2009年10月20日(火)

耐震診断の方法を教えて!同業者さんからの質問に答えた・

”忍びよる震災”
カウントダウンが始まった、誰でもが感じている足音がもうそこまで
平面図があれば現地調査は1時間ほどです、ない場合は現地で
図面作成しなければなりませんので2時間以上は必要となります。
現地調査の内容は外部を眺めての目視調査(基礎、外壁の亀裂等)
室内では既存間取りと現存図面との照合と内装や家具の配置等を
了解を得て写真撮りします、(補強提案時に役立つ)
重要な調査心得は天井裏に侵入、筋交いのサイズや存在の確認と、
床下をのぞき込み必要に応じ侵入床下より蟻害、腐蝕等調査をします。
この調査により建築当時の工事に携わった職人さんのレベルを推測
する事ができますのでこれで目視できない場所の収まりを判断します。
普段施主が見る事のできない場所、劣化箇所、筋交いサイズ等を
写真に撮り診断後の報告書として渡せるよう写真取りには配慮。
理想としては最低2名、図面等の照合確認・天井裏等の構造調査
を分担して行う事が良いです。
調査の前にリフォーム計画等も聞き取る事で補強場所の位置決め
等無駄なく行う事ができます。
現地調査だけであれば午前1件、午後2件 合計3現場で限界です
現地調査の後の分析、現存構造耐力、補強提案、概算見積もりには
1現場につき最低2日ほどの時間を要します。
以上ご参考にしてください。    加賀妻拜

2009年10月19日(月)

狭小地に建つ3階建て

今日テレビで狭小地に建つ建物と言うテーマで20坪の土地に3階建て、24坪の家が建ったと大騒ぎしていた番組を見た、
今巷の建て売り住宅では当たり前の建築が大騒ぎされて放映されていた、やらせではないのか?
馬鹿馬鹿しく思った。
私が建てたNPOビル、
東海岸に建つ自然工房は10坪の土地に、ロフトを入れると4階建て20坪になる。
太陽光温水器、太陽光発電、風力発電、雨水貯水槽を備えた自然素材で建てたゼロエネルギービルである
今でこそ当たり前に思いつくことであるが、10年も前には思いついても実際に実現させたチャレンジャーは今又、あらたなる仕掛けを模索中なのです。 

2009年10月12日(月)

暮らしに直結、重宝な大工のわざ

つくづく大工の技術を取得して良かったと思う、55年前に横須賀市米が浜のバス停から涙なっがらに修行の為、当時は寒く大雪のつもった東京に送り出してくれた今は亡き母にいつも感謝している。
ニュウギニアでマラリアにかかり戦病死した父の形見のボール紙(で出来た人造革(今流の段ボール)製のトランクに詰めてもらった 一組の下着、股引、足袋、作業着類が  私の((株)加賀妻工務店)の出発点、財産の全てであった、大切なその鞄は今も私の側にあり、謙虚であれとささやいてくれる。
久しぶりにとれた朝からの休暇、我がアジトは作業場続きの職人用の飯場跡、夏は暑く冬は寒いが季節が肌で感じられ日本人にとって最高の情緒ある住処の模様替えをした。
母のいる仏壇を中心に夏バージョンから冬バージョンへと自然素材の廃木材を活用大工仕事に汗を流した。
飯場であるから空き部屋を利用し薪ストーブを設置、急場しのぎではあるがくつろげる隠れ家を完成させた(かけた費用は、人件費0円、資材費0円也 
こんな快適な暮らしが出来る部屋を作れるのも大工一筋風雪に耐え築き上げた55年の職人技ゆえ。
多分世界中の誰よりも快適で便利、居心地の良い住処を私は倉庫のような飯場の中に持っている。
しかし、後悔先に立たず、毎年繰り返してきた夏冬入れ替え作業ではあつたが、今は亡き母と肩寄せ薪ストーブの前で昔話に花を咲かせてきた時間は母が望むほど多くはなかったかも知れないのです。
冬に向かいこれからは従順な愛妻と二人薪ストーブと仏壇のある住処で更なる年輪を積み重ねます。
それもこれも全てが母に送り出してもらったバス停から始まっているトランクと大工修行のお陰である。
大工万歳、そして全てにありがとう。

2009年10月11日(日)

今頼んでいる業者が心配、セカンドオピニオンは可能か?

このような内容のご質問が過去にあり、このような理由のもとでこのような内容をお答えした。
地場でまじめに仕事をしている工務店には絶えず建築に関するご依頼が入り全てのお客様に満足されるだけの時間を割いて依頼に応えることは非常に困難なことです。
やむを得ない手段として、双方お見合いの上ご信頼いただけるお客様を優先させて頂きその人の為により多くの時間をかけ、お客様の夢の実現に妥協させず、弊社の提案能力には妥協はしない責任。
信頼してくれたお客様に後悔を残させない提案をするためにも、特命頂いたお客様工事を最優先に
中身の濃い時間をかけねばなりません。
無責任かつ有能で無知な建築評論家様の中には見積もりは多くの業者からとり業者を選ぶのが賢い等と述べているが、建築Gメンの私の元には4社から見積もりをとったが内容がわからないから見て欲しいと言うようなご相談を頂くこともあります。
建築業者の中ではこのような見積もり依頼に応えるため多くの時間をとられることは敬遠、特命でお話を頂いているお客様にご迷惑をかけることになりますから、ご依頼をお断りする事もあるようです。
業者選びにご心配 様
棟梁の加賀妻です。
お問い合わせの件弊社責任者よりお電話を差し上げたのですがご不在のようでした
ので、改めましてメールで失礼させていただきます。
メールの内容では意中の業者様の何かにご心配のご様子ですが?何にでしょうか?
弊社は特命を受けた注文住宅やリフォーム工事を専門に施工する地場の直接責任施工の
工務店ですが、依頼を受け耐震調査、欠陥住宅調査、悪質リフォームの被害等調査鑑定
も行う・調査鑑定登録1級建築士事務所でもあります。
業者様の調査鑑定が目的でしたら有償で行う事も致します。
しかし地場で営業している業者様であれば、そこまでしなくても注文者様に信頼されて
いると思えば業者様も誠心誠意に提案施工しお客様に喜んでもらえるよう、手抜きなど
せぬと思います。
業界情報は広く集め業者様を選定し、後は双方の信頼関係で物事を進めるのが秘訣です。
なお、
これから行う予定のリフォーム工事業者選びでお悩みでしたらお話を伺ったうえで双方
信頼関係が構築できるようでしたら、お手伝いさせて頂けることもあるかと存じます。
加賀妻拜