2009年01月20日(火)

工務店の出来る事

地域の工務店としてやるべきは、第一に建築に携わる後続者、特に若い大工を育てる事だと思っている。自社で育てた大工が真摯に誠実に家づくりを続けて行くことが、よりよい住まいを生みだすと考えています。親方に付き毎日朝早くから夢中に頑張っている。大工見習いの若い職人達、素直な良い青年達です。
弟子を取るということは人を育てることです。弟子を取り育てる事が加賀妻の大工棟梁です。親方は歳を取ったら、加賀妻のリフ-ム工事を担当します。新築されたお客様が10年20年後の増改築や手直しには、受け持った大工棟梁やその弟子達がまたお世話になります。これが加賀妻工務店大工リレ-です。悪質リフォ-ム業者が入れる隙間は存在しません。
設計や現場管理も自社の社員で行います。3人の一級建築士と4人の現場監督が受け持ちます。監督の内一名はアフタ-専門です。加賀妻の仕事は設計も管理も大工仕事も下請けに依存しません。本当に良い家づくりをしようと考えれば設計も現場管理も大工仕事も加賀妻のなかで行う事だと思います。家づくりはとっても楽しい仕事です。当社で建てた家は当社が責任を持って家守りするためには欠かせない大事な事と思っています。
職人は工務店の宝物です。昔はそうやって受け継がれてきた大工技術も、それを支えてきた地域工務店も今では仕事が減り、大手ハウスメ-カ-や不動産業者の下請けに使われていています、まるで道具のような扱いです。そんな仕事はさせたくないです。
欠陥住宅と良く聞きますが、私は手間抜き住宅と言います。価格競争・工期短縮の末、今現場で働く職人の手間(賃金)がどんどん下がっています。結果若い見習い大工を受け入れる余裕も有りません。日本の文化や伝統の基本はものづくりであり、職人であったはずです。それが失われていく状況を、いままさに目の当たりにしていると「何とかせねば」と思うのです。
大工の言葉
『喜んで頂けない仕事はやりたくない、加賀妻工務店歴17年石田大工』
『現場作業員にはなりたくない加賀妻工務歴15年店岡野大工』