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01.パッシブという考え方

地球温暖化への警鐘が鳴らされている今日、私たちの住まいもエアコン等の機械的・人工的な環境制御技術のみに頼るのではなく、太陽や風といった自然のポテンシャルを上手に利用しながら快適性を追及することが求められています。「パッシブ」とは受動的という意味ですが、建築的には太陽や風、水、地熱などの自然の力を住まいに取り込み、気候風土に適応した住宅をつくるための設計をする事がパッシブデザインと呼ばれています。自然のエネルギーを利用することで環境にも負荷をかけません。

建築におけるエコロジカルな発想の原点に帰り、在来エネルギー(特に化石燃料と原子力によるもの)への依存を減らし自然との交感が可能な住宅、自然を楽しむ住居を考えていきたいと思います。日本家屋に昔から取り入れられている深い軒、障子やすだれ、縁側なども自然のチカラを上手に利用している「パッシブデザイン」です。


「風が通ること 陽の光が注いでいること」

これがパッシブデザインの基本です。太陽の熱を活用すること。室内にある熱を大事に使うこと。冬のパッシブデザインは、この2つがポイント。太陽の熱は十分に暖房として使えるほど大きなものです。南に向いた窓を大きく取り、そこから太陽の熱を取り入れます。合わせて、屋根で熱を取り入れそれを暖房に使うという発想がOMソーラーです。太陽の熱で暖められた部屋は「ほっこり」と本当に気持ちのいいものです。その「ほっこり」を昼間だけでなく夕方以降にも持続させようと考えたのがOMソーラーです。

夏のポイントは、建物の中に太陽の熱を入れないこと。涼しい風を採り入れること。これもOMソーラーのしくみの一つとして組み込まれています。

02.OMのしくみと効果

OMソーラーハウスは、太陽熱と空気を利用して、床暖房・換気・給湯を行うエネルギー自給型環境配慮住宅です。

私たちは、ほどよく涼しければいいのであって四六時中クーラーを回していたいわけではありません。日向ぼっこの暖かさが嬉しいのであって、むやみに石油を浪費したいわけではありません。お風呂や台所のお湯が欲しいのであって、原子力発電が欲しいわけではありません。大事なことは、温かさや、涼しさや、お風呂や台所のお湯です。一軒の家で消費するエネルギーのうち、暖房・給湯・冷房など熱に関することが約7割を占めています。暖房なら20℃、給湯なら40~60℃もあればいいわけで、それなら太陽熱で十分につくりだせる温度です。

OMソーラーは、夏に冬のように低い温度を求めたり、冬に薄着でいられるような温度を得る暖房ではなく、夏は夏らしく、冬は冬らしく過ごしながら健康的で心地よい暮らしを実現しようという技術です。そしてその最大の特徴は太陽という無限でクリーンなエネルギーを用いるという点にあります。

機械仕掛けのシステムではなく、建物全体を活かして、自然を相手に、かしこい働き。

om03 どの家の屋根にも太陽エネルギーは降り注いでいます。広く、あまねく、というのが太陽エネルギーの特徴です。この屋根に受けた太陽エネルギーを軒先から空気を取り入れて温め屋根のてっぺんの下に設けられた集熱箱に集めます。屋根にあるガラスは別に種も仕掛けもありません。単なる強化ガラスです。ガラスを利用しないと集熱温度があまり高くあがらないので置いているだけです。
om04 集熱空気が一定の温度に達すると、唯一の機械箱であるハンドリングボックス内にあるファンが回りだして、季節にあわせて冬には床下に送って床暖房に利用したり、夏の昼間は外に排出して屋根からの輻射熱を抑えたり、夜には夜間冷気取り込みに利用したり、また同じ機械箱にあるデュアルコイルに熱い空気を通過させることで給湯に利用したりします。
om05 冬の床下に送られた熱い空気は、土間コンクリートに蓄熱されます。これは、熱がほどよく伝わるコンクリートの性質を利用したものです。蓄熱された熱は、夜になって室温が低下すると共に、ゆっくり放熱してくれて、部屋を暖めてくれます。

このシステムは太陽熱を利用すると同時に空気を利用するという点が大きな特長です。暖房時に限らず普段何気なく生活している中でも室内の空気は汚れています。OMソーラーは新鮮な外気を取り入れ換気口や隙間などから自然に排気します。これはまさに「呼吸する家」といえましょう。また雨や雪の降る日など、太陽エネルギーに期待できない日には補助暖房が自動的に作動するやり方も整備されています。

冬は暖房しながら、換気も行う。

OMソーラーシステムが稼働している間は常に新鮮な外気を室内に採り込んでいます。暖房しながら換気もしているのです。暖かく住むには建物の気密はかかせません。でも気密を高めると換気量が少なくなって部屋の空気が汚れてしまいます。そんな建物の気密性と換気のバランスの面からもOMソーラーシステムが注目されています。


夏の昼は、蒸した屋根や床下空気を排気したり、お湯を採ったり。

夏の昼はカンカンに熱くなった屋根の熱気を建物の外へ排気します。屋根を昇ってきた熱い空気でまずお湯を採り、使い切れなかった熱は外へ逃がします。床下のよどんだ空気も引き上げ(床下換気)じめじめした空気を排気します。


夏の夜は夜空から涼しさをもらう。

夏の夜は、放射冷却現象によって屋根が冷えます。これを利用して少しでも温度の下がった空気を室内にとりこみます。「冷房」とまではいえないものの自然を活かした採涼法です。

頭寒足熱:足もとがスースーしない。床と天井との温度差が少なく部屋全体が均一に暖かい。 全館暖房:台所も廊下もトイレも脱衣所も家全体が寒くない。高齢者の方にもやさしい温熱環境のバリアフリーを実現します。 間接暖房:エアコンやストーブなどの直接暖房とちがって、そばにいる人だけが熱くなることもありません。 低温暖房:家の中に寒い暑いがなく、足もとがほんのり暖かいから約18℃くらいの低い温度設定でも暖かく感じるのです。 換気暖房:新鮮な空気を暖めて採り込むので換気効果があります。部屋の空気がゆっくり動いているのでよどみません。


終日暖房:一日中ある程度の暖かさを保ちます。例えば冬の朝台所に立っても床が冷たくありません。

家づくりを考えるとき、私たちは「間取りの数とその大きさ」から発想を始めがちです。しかし、家の中をいくつもの部屋に区切り、ストーブなどで部屋ごとに、その場所ごとに暖房する温熱環境づくりは住宅内の温度差を生みます。そしてそれは結露やカビの問題、身体への負担、結露による住宅の短命化などの要因となってきました。その点OMソーラーは家のすみずみまで温かな床をつくることが可能です。さらに太陽によって温められた空気を室内に回すことで、大きな空間においても温度差の少ない室内環境をつくることができます。伸びやかで広がりをもつ一体感ある空間や、大きな吹き抜けをもつ空間をつくることが可能です。

OMソーラーはエネルギー消費量を抑え、CO2(二酸化炭素)の排出量を削減することができます。OMソーラーのよさはそのために「ガマン」を強いるのではなく快適に暮らしながら実現できることです。
▼年間のエネルギー削減量の目安(延床面積:120m2での場合)

家全体を温める冬の床暖房、風の流れで涼しい室内環境をつくる夏、四季を通じて快適な暮らしを目指すOMソーラーのしくみがわかりやすく動画で紹介されています。(OMソーラーのサイト)

03.OMソーラーを取り入れたZEH

OMソーラーを取り入れることで、年間約10万円程の光熱費が下がります。また、太陽光発電を搭載したOMクワトロソーラーやOM-DMを採用することにより、OMソーラーを取り入れながら、ZEHの住まいとし、快適な住み心地と光熱費の削減も可能です。

04.見える!「エコナビOM」

省エネルギーには「エネルギーの見える化」は不可欠です。
「エコナビOM」では自宅の「“あったかさ”の見える化」を実現しました。


加賀妻お客様宅のエコナビです。
加賀妻で建てたお客様の室内温湿度がリアルタイムでご覧いただけます。


平塚市I様邸  >室内外温湿度  >環境家計簿


横浜市Y様邸  >室内外温湿度  >環境家計簿


秦野市I様邸  >室内外温湿度  >環境家計簿

エコナビの読み方


自宅の集熱量と、その集熱量をCO2換算した数字が表示されます。太陽光発電を計測しているお宅は発電量と売電量も表示されます。カレンダーボタンで日付の変更、月別、年別も表示できます。「比較する」で過去日のデータと比較できます。

オプションの温湿度計測子機をつけているお宅は、各室の温湿度タブを押すと、温度と湿度のグラフが表示されます。

OMソーラーの動きや各温度がリアルタイムで表示されます。

お宅のプロフィールが表示されます。

その日の最高温度や最低温度、温度変化や集熱量の変化をグラフ表示しています。

環境家計簿の読み方


選択した月の鋼別日データを、金額だけでなく、エネルギー単位「MJ(メガジュール)」、またCO2換算した値(kg-CO2)で表示します。合計値だけでなく、個別表示もできます(年別では、月推移表示も可能)。

住まい手からの今月のコメントです。

お宅のその月の光熱費データを表示します。一般住宅との削減率も表示されます。また目標家族を設定していると目標家族のデータも表示され比較できます。

お宅のプロフィールが表示されます。

その月の結果によって、OMソーラーからのコメント・イラストが変化します。






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